1時半の緊急アラーム


夜中1時半、カッポカッポカッポ

夜中の1時半。 枕元で聞き慣れた音がした。

「カッポカッポカッポ」

一瞬で目が覚めた。

毛玉か、嘔吐か。 この音を聞くたびに毎回その二択が頭をよぎる。

急いで明かりをつけると、うちの猫さまがお腹をひくひくさせながら必死の形相でえずいている。幸い、大事には至らなかったけれど。

春とはいえ、夜中はまだ冷える。布団の外で冷たい空気にお腹をさらしていたのかもしれない。猫は人間より体温が高いぶん、意外と冷えに気づきにくいことがある。

そしてひとしきりえずいた後、猫さまはすとんと横になり、3秒後にはすやすやと寝息を立て始めた。

…早い。

私はといえば、すっかりぱっちり目が覚めてしまって、天井を見つめるばかり。

眠剤、半錠飲もうか。でも明日は仕事だし、朝に残ったら嫌だし。でもこのまま眠れなかったら……。

薬剤師が自分の薬に一番悩む、という話はよく聞くけれど、まさにこれだなあと思いながら、すやすや眠る猫さまを眠い目で見つめた夜だった。